株式会社のつくりかた
いざ起業をして株式会社を設立しようと思いたってもどうすればいいのかわからない方に向けて株式会社の設立の仕方を簡単にご紹介します!
合同会社の特徴
合同会社とは2006年に会社法により新しく設けられた新しい会社形態で出資した人たち会社の経営者になり、所有と経営者が一致した自由度の高い会社になります。
出資者たちは役員として社員になり、基本的に平等な立ち位置になることが多く決定権が出資者それぞれにあるため会社内の決め事など素早い意思決定が出来る特徴があります。
合同会社のつくりかた
合同会社のつくりかたは基本的に株式会社の設立の方法と同じになります。違う点といえば定款の認定が不要になるくらいなのですが作成は必要になりますので作成はしていきましょう。
株式会社や合同会社のつくりかたは下記にてご紹介していますので是非こちらも合わせてご覧ください。
合同会社と株式会社の違い
大きな違いは下記の表にまとめています。
|
合同会社 |
株式会社 |
会社の所有権 |
出資者 |
株主 |
所有と経営 |
一致 |
分離 |
経営者 |
出資者全員または業務執行役人 |
取締役 |
代表者 |
出資者全員 |
代表取締役 |
役員任期 |
なし |
2~10年(最長) |
意思決定 |
社員総会 |
株主総会 |
決算公告 |
不要 |
必要 |
利益配分 |
定款にて定める |
出資割合 |
定款認証 |
不要(作成は必要) |
必要 |
設立費用 |
約6万円~ |
約18万円~ |
合同会社のメリット・デメリット
メリット
・費用、ラーニングコストが安く早く設立
合同会社は株式会社を作るよりも費用が約3分の1程度に抑えれるだけではなく
定款の認証もないため早く設立することが出来ます。その他にも設立した後の
役員任期がないため費用や時間を使わないのでラーニングコストも抑えれます。
・法人としての節税
合同会社も法人扱いになりますので個人事業主よりも税金の面や経費枠が多く
なったりと優遇されています。
・出資者が有限責任社員
株式会社と同じく有限責任になるため出資額以上の負債を負う必要がなくなる
ためリスクをケアすることが出来ます。
・経営が自由でスピーディー
株式会社では株主総会などを開いて会社の詳細を決める流れになるのですが
合同会社では社員どうしで経営方針や利益配分などを決めることが出来るため
意思決定が早く好きなように会社を運営していけます。
デメリット
・信頼度が低い
合同会社は現時点では認知度が一般的には低く社会的信頼を得にくいのが現状で
す。また、決算公告が無いのも要因の一つになります。
・上場出来ない
上場は株式会社しかすることが出来ないため事業を大きくして上場をしたい方は
初めから株式会社で起業をオススメします。ですが、合同会社から株式会社にも
手続き次第で出来ます。
・資金調達が限られる
株式会社は株式を増資することで資金調達出来ますが合同会社は株式を発行自体
出来ないため国や自治体の補助金や助成金を頼ることしか出来なくなってしまい
ます。また、合同会社の社責は弁済しなければならないのでご注意ください。
・社員同士の対立
メリットでも述べましたが社員同士で決定権があるので社員同士の同意があれば
スムーズにいきますが同意を得られなかった場合揉めてしまう可能性があり業務
に支障が出てくるかもしれません。あらかじめ大事なことは定款にて定めていた
ほうがいいかもしれません。
まとめ
合同会社は株式会社を設立するよりもお手軽に設立出来て小規模で新しく事業を考えている方だとピッタリの企業方法なのではないかなと思います。一旦合同会社にして株式会社に変更することも出来ますので一度ご検討してみてはいかがでしょうか?
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