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GPUとは?

●GPUとは

 

 GPUは、コンピューターに搭載されている画像処理装置のことを指し、高速のグラフィック処理が得意なパーツで「Graphics Processing Unit」の略になります。

 

 例えば、普段皆様が遊んでいる3Dゲームでは精密な画像がモニター上に映し出されますが、この画像を実現するためには膨大な演算が必要になります。

 

 そこで重要になってくるのがGPUです。

 

 ほかにもグラフィックチップやビデオチップと呼ばれたりします。

 

 似たような言葉にCPUというものがありますが、これとは少し違います。

 

画像処理とは

 

 画像データは文字だけのデータに比べると容量が大きくなるのは皆様もなんとなく想像がつくと思います。

 

 そんな画像データは縦軸と横軸で区切られたピクセル(画素)という単位で表します。

 

「縦のピクセル×横のピクセル×1ピクセルのバイト数」

 

によって画像データの容量は変わってきます。

 

 これは普通の画像データの計算方法になりますが、ゲーム画面や3Dデータになるとこれにユーザーの操作に応じて縦・横・高さの位置情報をリアルタイムで計算してプレイ画面に映し出さなければなりません。

 

 この膨大な量の計算を行うのがGPUということになります。

 

●GPUの性能について

 

どのくらいの解像度の画像をどのくらいのフレームレートで表示できるかによって変わってきます。

 

フレームレートとは、1秒あたりに処理できる静止画の数(フレーム数)を表す言葉で、単位はfpsです。

例えば、10fpsという風な表示があると、1秒あたりに10枚の静止画を処理できるということになり、この数字が大きくなればなる程高性能と言えます。

 

ちなみに3Dグラフィックスのゲームを快適に遊ぼうとなると最低でも60fpsは必要という風に言われています。

 

●CPUとは

 

 簡単に言うとパソコンの司令塔、頭脳のようなものです。

 

 記憶装置や入力装置など様々な装置と接続され、パソコン内での演算や制御を行っております。

 

 

●GPUとCPUの違いについて

  

 GPUとは、3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行うプロセッサのことであると上記で説明しました。

 

 一方CPUは、パソコンやサーバーの頭脳にあたるプロセッサのことであり、コンピューター全体の計算処理を行うものになります。

 

 GPUが単純で膨大な量を計算することが得意とするならば、CPUは複雑な計算することが得意なプロセッサということになります。

 

 GPUとCPUはコア数に違いがあります。

 

 コア1つにつき1つの作業ができるとイメージしてください。

 

 現在主流のマルチコアCPUは多くても数十個搭載されているものになりますが、GPUではそのコアが数千にも及びます。

 ですのでCPUに比べて同時に大量に並列して処理を行うことに適しています。

 

 コア数=仕事量ですので、単純な作業は高性能のCPU1台に任せるよりもGPUに任せてた方が遥かに効率がいいということです。

 

以上がGPUの解説になります。

 

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