起業することのメリットデメリットとは。
起業することは、人生において大きな決断が必要なことです。
ですので、起業すること自体があなたにとってどのようなメリットデメリットがあるのかを知っておく必要があります。
今回はそんな大きな決断である企業の良し悪しについてまとめていきたいと思います。
メリット
・大きな経済的リターンの可能性
起業することによって、普通に会社員として働くのでは得られないような、大きな経済的リターンを得られる可能性があります。
会社員の感じる、いくら頑張っても収入が増えない、給料が上がらないといった限界がなくなります。
事業が伸びた分だけ収入につながるので報酬に上限がありません。
・自由にやりたいことができる
起業すればすべてを自分の裁量で行うことができるので、自分がやりたい事業に専念できるようになります。
就労時間や休日が会社の規定で決まっているサラリーマンとは違い、起業すれば働き方も自由になります。
好きに休みを取ったり、自分の好きな場所で働くことができるようになります。
人間関係においても、上下関係や相性に振り回されることなく、自分が信頼できる相手とだけ付き合えるようになります。
組織に属していると上下関係が生まれたり、うまの合わない相手チームを組んだりすることがありますが、起業すればそれらとも無縁になります。
・定年がない
会社員の場合、会社の規定で就労できる上限年齢が決められています。
定年退職後、嘱託として再雇用してもらえることもありますが、収入は正社員の時よりも下がってしまいます。
デメリット
・収入が不安定になる
サラリーマンが起業するということは、それまでの安定した収入や労働環境を手放すということです。
起業してすぐに軌道に乗るわけではないので、相当な努力が必要でしょう。
この間は収入がゼロの期間が続くことも当然想定されますので、生活していけるのか、家族を養っていけるのかは真剣に考える必要があります。
無策で、とりあえず起業しようはおすすめできません。
・常に決断の連続で、気苦労が絶えない
当然ながら会社のすべての責任は自分が背負うことになりますし、その結果はすべて自分に返ってきます。
全てのことを自由に決断できる代わりに心理的ストレスを背負うことになります。
それにより、起業家は世間一般に比べ、うつ病などの心理的疾患を抱えていることが多いと言われますが、責任の重さからくるストレスが原因でしょう。
・会社内に同等の仲間が作れなくなる
起業後は、あなた以外は社員になります。
サラリーマンのころは同期と励ましあうなどできましたがそう簡単にもできなくなります。
同じ目線で相談できる相手がなかなかいない点もデメリットになります。
●まとめ
自分は起業するべきか。
その決断を下すには、とにかくメリットデメリットを徹底的に比較することです。
上記に挙げたメリットデメリットが、あなたにとって本当にそうなのか、またどれくらい重要なのかを問いただしてください。
家族を持っている人にとっては収入が不安定になることは大きなデメリットになりますが、学生にとっては、大したデメリットもないでしょう。
また、仮に家族を持っていたとしても、最低限稼げるビジネスの算段があれば、リスクを最小化できていると言えます。
このように、メリットデメリットを自分に置き換えて徹底的に比較して、もし起業が割に合うと思えたなら起業をお勧めします。