学生起業とは
学生起業とは、主に大学生が独自のアイデアや研究、開発などを基に事業を起こすことを指します。
現代では学生のうちに起業する人が増え、早い人は15歳で会社を立ち上げた方もいらっしゃいます。
有名な学生起業家で行くと、日本ではソフトバンクグループの会長である孫正義氏、ホリエモンの愛称で親しまれている堀江貴文氏などが真っ先に挙げられるでしょう。
海外に目を向けると、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏などが有名です。
今回は、意外と身近になってきたいる学生起業のメリット・デメリットについてみていきたいと思います。
●メリット
・やりたいことをやれて、失敗しても立ち直りやすい。
一般的に学生では背負っているものが多くない状態(家族を養っていないなど)でチャレンジできるので、失敗してもダメージが少ない。
また、学生には就職という手段も残っているので、もし失敗しても企業の経験を生かして周りの学生より一歩リードできる可能性が高い。
・同世代の優秀な仲間に協力を求めやすい。
社会人で起業するにあたって仲間を集めようとしても、すでに周りも社会人として働いていることが多く、家庭を持っている可能性もあるので困難になります。
しかし、学生であれば比較的周りの同世代の優秀な仲間を誘いやすいです。
また、人数が集まれば学生向けのビジネススクールなども開催されていますので利用してみてはいかがでしょうか。
・人件費などが少ない場合が多い
長年社会で経験を積んでいる人に比べると支払うことはあまりありません。
市場価値のはっきりしていない学生のうちにスカウトすることでコストを削減でいるかもしれない。
・応援されやすい
学生でチャレンジをすると心打たれて協力してくれる大人は多いものです。
最近では学生起業家に対するベンチャーキャピタルなども登場してきているので、支援体制は整ってきている状況です。
支援者も学生起業のチャレンジ自体を評価してくれて、資金面以外でも事業推進のために助けになる人を紹介してもらったりと、事業そのもののアドバイスを受けやすい立場にいると言えます。
●デメリット
・経験不足によって防げるはずの失敗をしてしまう可能性がある。
大人の起業家に比べるとビジネスの経験が少ないのは必然であって、ビジネスに限らず、実際に経験しないと気付くことができない難しさはかなり存在するでしょう。
ですので、必然的に経験のなさから生まれるミスというものは存在します。
・学業との両立が難しい
大学を卒業することを考えている場合は事業のほか学業にも気を配らなければならないので両立が大切になってくる。
そのため、学校での交友関係などがおろそかになるケースも多い。
・信用を得にくい
これは前回の記事のベンチャーやスタートアップにも言えることですが、学生ということで協力的な部分も多い反面、信用が得にくいということも当然あります。
信用されるには事業計画やヴィジョンを明確に示し、信用を勝ち取るほかないでしょう。