【何が変わった?】Windows11での変更点
米国時間2021年6月24日にMicrosoft社よりWindows11の発表がありました。
MicrosoftはかつてWindows10が最後のバージョンのWindowsであると発表していました。
そこで今回はWindows11とは一体何なのか?何が変わるのか?
簡単にまとめて紹介したいと思います。
今までのWindows OS
Windows osは1985年に1.0がリリースされた後、1995年に発売されたWindows 95が社会現象にもなる大ヒットを記録し、1998年にWindows 98、2000年にWindows 2000、ME、2001年にWindows XP、2007年には何かと問題の多かったWindows Vista、2009年にWindows 7、2012年にWindows 8、そして現在最新のOSであるWindows10は2015年にリリースされました。
最後のWindowsと言われたWindows 10
MicrosoftはかつてWindows10は最後のバージョンのWindowsであると発表しました。
前述のようにこれまでは数年に一度大規模なメジャーバージョンアップがあり、ユーザーはその都度有料でアップグレードするか選択しながらWindows OSを利用してきました。
Windows10ではこのサイクルを廃止し、半年に一回行われる「機能アップデート」で新機能を提供していくという「アジャイル方式」へと転換するという意味で最後のWindowsであると発表しました。
Windows11はメジャーバージョンアップなのか?
実はWindows11はメジャーバージョンアップという位置づけではありません。
その理由にMicrosoft社は、Windows10を搭載したパソコンでハードウェアの必要要件を満たせば無償でWindows11へのアップグレードを年内に提供する予定だとしています。
Windows11とあたかもメジャーバージョンアップのような名前を付けていますが、内容としてはアジャイル方式のままなのです。
なぜ「Windows11」という名前なのか?
ではなぜ「Windows10」という名前をやめて、これまでのメジャーバージョンアップのような「Windows11」という名前に変更されるのでしょうか?
Windows11の新機能
Windows11という名前に変更される理由はサポートされる新機能にあります。
これまでずっと左下にあった「スタートボタン」が中央に配置されるようになったり、Microsoft社が力を入れているリモートワークの為のコラボレーションツール「Teams」が標準搭載されたり、スマートフォンやタブレットの様なウィジェット機能の強化されるなど、メジャーバージョンアップと言って差し支えがないようなアップデートが行われる為、Windows11という新しいOSの名前が必要だったというわけです。
「Windows11」という名前に変更するのはマーケティング上の事情と言っていいかもしれません。
Microsoft Store
そしてWindows11での大きなテコ入れとしてMicrosoft Storeの存在があります。
昔はパソコンで使用するソフトウェアなどはパッケージ版を購入してきてCD、DVD形式のものをインストールするか、ネットからダウンロードする際も各ソフトウェアメーカーのウェブサイトへ行きダウンロードしていました。
しかし最近ではスマートフォンの普及とともにソフトウェアはアプリケーションと呼ばれるようになり、Mac OS、iOSの利用者はAppleno提供するApp Store、Andoroid OSの利用者はGoogleの提供するGoogle Play Storeからアプリケーションをダウンロードして利用するようになりました。
Microsoft社もMicrosoft StoreというWindows10向けのアプリケーションを提供するアプリストアを運営してきましたが、認知度は残念ながら高くありませんでした。
それはMicrosoft Storeが開発者に寄り添った仕様ではなく、魅力的なアプリケーションが増えなかったせいでもあります。
実際にWindows10がリリースされた当時、Windows利用者のほとんどが利用する「Microsoft Office」もクリエイターに必須のアプリケーションである「Creative Cloud」もMicrosoft Storeにはラインナップされていませんでした。
Windows11ではこれまでのMicrosoft storeの方針を大きく転換し、開発者がより容易にアプリケーションを公開できるようにすると発表しています。
その成果としてすでにAdobeの「Creative Cloud」がWindows11にてMicrosoft store経由で配布されると発表されています。
すぐにWindows11アップグレードするべきか?
Windows10利用者であれば、年内にアップグレードが無償で提供されるとのことですが、すぐにアップグレードするべきでしょうか?
これまでOSがメジャーバージョンアップされてすぐは色々と問題や不具合が多いことがほとんどでした。
なのでWindows11が提供されたからといってすぐにアップグレードするのはあまりおすすめできません。
当分Windows10でも問題なく使用できると思いますので、しばらくは様子を見てからアップグレードするのがいいかもしれません。
【PR】
起業・独立して事務所を借りたら事業をスタートするのにオフィスには色々と必要なものがあります。