寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングとは、非投資型に分類される方法になります。
特徴としては
・慈善活動のような収益を出しにくいプロジェクトが多く、認定NPO法人、公益財団法人、自治体や学校法人など幅広く利用されている。
例)東日本大震災、熊本地震の際の復興プロジェクトなど
・支援者がクラウドファンディングのプラットフォームを利用して寄付する形で、起案者が支援者からの支援を寄付金として受け取ることのできる。
・寄付型は寄付への参加と同様で、インターネット経由で広く寄付を募っている際にはクラウドファンディングの一環として扱われます。
・あくまでも非投資の寄付なのでモノやサービスのリターンはない場合がほとんどで、寄付者に対して活動報告や参加へのお礼をリターンに設定するのが一般的。
寄付型のメリット
●支援を受ける側
集めた資金を寄付金として受け取ることができ、寄付収入は課税の対象外になる。
リターンを用意するのが難しい場合でも挑戦できる。
●支援する側
寄付した相手、お金の使われ方が見える寄付なのでクラウドファンディングを利用した詐欺が起きにくい。
支援を求めているところに直接手助けできる。
寄付控除が受けられる場合があるため節税効果が期待できる。
→社会貢献しながら節税できるということ。
出資者、受け取り側が個人か法人かで税金の処理も変わります。
・個人 → 個人 贈与税
・法人 → 個人 一時所得扱いのため納税が必要
・個人、法人 → 法人 受贈益が増えることによる法人税
デメリット
●起案者
集めたお金には税金がかかる。(人から財産を譲り受けたときにかかる寄与税)
詐欺行為と疑われてお金が集まらない可能性がある。
出資者が集まらずプロジェクトが成立しない可能性がある。
●寄付者
金銭的なリターンは得られない。
すべての寄付型のクラウドファンディングが節税の対象になるわけではない
一度行った支援は取り下げることができない。