【安物買いの銭失い?】コピー機を中古で買うメリット・デメリット
起業して事業が軌道に乗るまではいろいろと出費がかさみ、少しでも費用を抑えようと中古のコピー機が選択肢に上がるかもしれません。
そこで今回は中古のコピー機のメリット・デメリットをまとめてみようと思います。
中古のコピー機のデメリット
まずデメリットを各項目に分けて見ていきたいと思います。
導入時の費用について
本体価格は年式によって様々です。
コピー機はだいたい3〜4年でモデルチェンジしますが、当然型式の古いものほど本体価格は安くなります。10万円以下で買えるようなものもあります。
ただし、配送費用、設定費用などが数万円〜かかる場合がほとんどです。
場合によっては本体価格よりそれらの費用の方が高くつくケースもあります。
また多くの場合、中古コピー機ではリース契約出来ないので現金支払いやビジネスローン、カード決済などで購入することになります。
納期に関しては販売店舗によりますが、即日配達してくれる場合もあります。
性能や機能について
印刷スピードや画質に関しては型式ごとにスペックが決まっているので、年式ではほとんど変わりません。
旧型機でもスペックの高い上位機種だと、印刷スピードも速く、高画質に印刷することが可能です。
ただ最新機種の方が、操作する画面が大きかったり、無線接続などのオプションが充実してたり、使い勝手がよくなっているのは間違いありません。
導入後の費用などについて
カウンター料金
コピー機を利用する際、多くの場合は保守料金を含んだカウンター契約をすることになりますが、これは中古でも新品リースでも変わりありません。
ただし、中古コピー機の方がカウンター料金は割高に設定されている場合がほとんどです。
保守契約を切り捨てて使用することも可能ですが、一定の量の印刷があるようなオフィスではおすすめできません。
サポート
中古コピー機販売店によりサポート対応は違います。
新品リースの場合はメーカーサポート対応が一般的ですが、中古コピー機の場合は販売店で対応する場合、メーカーで対応してくれる場合、それぞれあります。
耐用年数
旧型になればなるほど、交換部品の供給が終わっていたり、そもそも機械自体の耐用年数が過ぎてしまったりで長く使えない場合がほとんどです。
中古のコピー機のメリット
ここまでデメリットばかりを書いてきましたが、では中古コピー機は絶対に避けるべきなのかと言えばそういうわけでもありません。
メリットは言うまでもなく、価格が安いことです。
新品で買おうとすると何十万円もする精密機械ですので、それが10万円以下で買えるというのは、起業してすぐの少しでも出費を抑えたい時期には非常に魅力的です。
ただし、上にも挙げたようなデメリットもあります。
なので具体的には、
- ●印刷業務がほとんどない
- ●長期間コピー機を利用する予定ではない
- ●リース契約が通らないが新品を買う余裕はない
といった方にはおすすめできるかもしれません。
まとめ
ご自身の事業での業務上のコピー機の使い道をしっかりと考慮した上で、問題なさそうであれば中古のコピー機を選ぶようにしましょう。