会社のオリジナルのメールアドレスを作るには
フリーメールでは駄目なの?
起業し事業を進めていく上で欠かせないのがメールアドレスです。
GoogleのGmailやYahoo!のYahoo!メールなどの無料で作成・利用できるものもあります。事業が軌道に乗るまではそういったフリーメールで、とお考えの方もいるかもしれませんが、後で説明するドメインと呼ばれるものは使いたい時に空いていなければ取得することが出来ません。
独自ドメインを取得しないと「◯◯@gmail.com」や、「◯◯@yahoo.co.jp」など決まったものになってしまう為、自由にメールアドレスを決めることが出来ません。
またフリーメールを法人用に使用することにあまり良い印象を持っていない人がいるのも事実です。
是非、起業する際はオリジナルのメールアドレスを作成するようにしましょう。
■ドメインを取得する
オリジナルのメールアドレスを作成するにはまず独自ドメインと言われるものを取得しなければいけません。
独自ドメインというのは例えば「◯◯◯@kigyo-office.com」というようなメールアドレスの「kigyo-office.com」の部分です。
独自ドメインは好きな文字列を決めることが出来ますが、すでに使われているドメインを取得することはできません。
取得と言ってもドメインはドメイン登録・管理をしている企業を通して月もしくは年単位で使用料を支払い利用する形になります。
またほとんどの場合、企業のホームページとメールアドレスは同じ独自ドメインを使いますので、それを踏まえた上でドメインを考えましょう。
代表的なドメイン登録サービス
お名前.com
国内シェア圧倒的No.1。「.tokyo」など取得できる管理会社が限られるドメインの取得も可能。
■メールサーバーを用意する
独自ドメインを取得しただけではメールを利用することはできません。
実際にメールアドレスを作成し利用するにはメールサーバーが必要になります。
自前でサーバーを立てて運用をすることも出来なくはないですが、一般的にはレンタルサーバーを利用するケースがほとんどです。
レンタルサーバーも多くは月額利用料を支払う形でさまざまな会社がサービスを提供しており、サーバー容量や使い勝手、安定性などによって利用料も様々です。
あまりにも安いプランのサービスはやはり使い勝手や安定性も期待出来ず、トラブルの元となりますので評判などよく調べた上でレンタルサーバーを決めましょう。
代表的なレンタルサーバーサービス
エックスサーバー
サーバー稼働率99.99%以上の安定性と最新技術によりホームページの表示なども高速化。サポートも充実で初めてのレンタルサーバーでも安心。
さくら
昔からある老舗のサービス。知名度はNo.1。価格とサービスのバランスが絶妙です。とにかく費用を抑えたい場合は最低限ここを選んでおけばよさそう。
ロリポップ
利用料の安さで人気のサービス。その分安定性や表示速度には期待してはいけません。無駄なトラブルを避けたいなら他を選んだ方がいいかも。
■メールアドレスを発行する
メールサーバーが用意出来たら、ドメインのネームサーバーを用意したメールサーバーの情報に書き換え、メールサーバーにドメインを設定しメールアドレスを発行します。
それぞれの詳細な手順については、それぞれ契約したサービスの案内に従って操作してください。
■まとめ
LINEやSkypeや最近ではZoomなどさまざまな連絡手段がありますが、ビジネスではやはりメールでのやり取りが必須となっています。
フリーメールではなく独自ドメインを取得しての会社オリジナルのメールアドレスを持つことは、会社の信頼度にも関わる大事な部分です。
ぜひ起業した際は独自ドメインによる会社オリジナルのメールアドレスを持つようにしましょう。